「大会中止」の子どもに関わるぼくら大人の心構え

全中に続き、インターハイの開催も中止の判断となりました。命に代えられるものはありません。と同時に中学三年生・高校三年生の選手たちを思うと、行き場のない悲しさもあります。

こんなときに僕たちまわりの大人が気をつけたいことは、無理矢理に「前を向け」というメッセージを送らないことだと思っています。

 

「決まったことは仕方ないじゃないか」

「誰の責任でもないんだから」

「いつまで下を向いているんだ」
切り替えて、次の目標に向かって前を向くことの重要性を説きます。

それはとっても正しいし、正論だと思います。

自分自身で変えられるものは「自分」と「いまこの瞬間」ですし、

スポーツの選手ほど、「いま、自分にできること」を日々、実践しています。

でも、
でも、です。

頭ではわかっているけれど、心がついてこない。そんなことってたくさんあるじゃないですか。

ですので、
いまはたくさん悔しさや悲しさを
吐き出させてあげてください。
汚い言葉になるかもしれません。
ネガティブな表現かもしれません。
ドロドロしていてみたくないかもしれません。
でも、
この悔しさや悲しさをしっかりと感じないと、本当の意味で切り替えることはできないと思っています。

 

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