「なんで、これこんなにうまいの?」
小学生4年生くらいの男の子。
フランス、ブルゴーニュ地方の空気が漂うパン屋さんのテラスで、お母さんと食事をしている。
パンの焼けた香りとコーヒーの香りが混ざった心地のよいこの場所は、足を怪我した通院中のぼくのお気に入りのスポットになっていた。
さっきまで、ずっと、任天堂DSに夢中だったのに、一口食べたパンに感動したのか、DSそっちのけで、「ママ、なんで、こんなにうまいの?」
このとき、
どんな接し方ができるだろうか?
「ほんとだねー!おいしい!」
と、一緒に食事を楽しむのも良いし、
「どんな味がする?」と、
繊細な味覚を広げ、探求するのもいいかもしれない。
「どうやって作ってるか聞いてみよっか?」
と、シェフに尋ねることで、
パン作りに興味を持つかもしれない。
「ママ、なんでこれ、こんなにうまいの?」
「そうだね」とiPhoneに夢中で、会話はそっちけ。これだけは避けたいものだ。
コメントを残す