「ぼく、マリオカートの世界をつくりたいんですよ」
そう話してくれた中学1年生の男の子は、
仮面ライダーが大好きで、
数万円もする変身ベルトを何本も持っている。
(大人が買うやつ!)
「次回会うときは持ってきますよ」と言うので、
「仮面ライダーRXのやつを頼むよ」と小さな頃の
僕のヒーローの名前を伝えておきました。
「マリオカートの世界をつくりたい」
これが小学低学年の言葉だったら、
まわりにいる大人たちも、
「夢のある子だな」と評価してくれます。
けれど、
ある程度の年齢になったり、
僕ら大人がおなじ夢を語ると
「いい年をして何をいってるんだ」
という顔をされる。
でも、
多くの子どもたちは(大人も)、
答えの奥に「本当の答え」を持っている。
「 マリオカートの世界って、
どんなにぶつかっても、
海に落ちても、
アイテムで攻撃されても、
怪我しないんですよ。
ぼくはそんな世界をつくりたいんです」
人は妄想を明確にすると、
現実とのギャップを感じる。
このギャップという
何かが欠けているという認知があって初めて
「何かを知りたい」
という好奇心が発動する。
彼はいま、
どうしたらぶつかっても怪我をしないか?を
妄想をもとに探究してる。
つぎに彼に会うのがとてもたのしみ。
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