「その時にしかできないことを大切にしたいよね」
かばん持ちをさせていただいた、
マツダミヒロさんには本当に大きな影響を受けているのだけれど、
この言葉もそのひとつ。
当時は全く持って意味がわからなかったのだけれど、
日が経つにつれて、ボディブローのようにずっしりと身体に響くものがある。
(ボディーブローを受けたことはないけれど…)
その時、
その場所、
その瞬間でしかできないことがある。
例えば、
アーティストの「音」もそうかもしれない。
ただ純粋に音や曲だけを楽しみたいのなら、
CDや音源をスマートフォンにダウンロードし
イヤホンをさして耳をすませる方が、
よっぽど音を楽しめるかもしれない。
けれど、その一方で、
おなじ「音」のように聞こえても、
Liveやコンサートでしか味わえないものがある。
その場や人に流れるエネルギーが
お互いに反応しあって、相乗効果を起こす。
そんな瞬間はダウンロードの音ではなかなか味わえない。
これを僕らの子どもとの関わりにも
もっと取り入れていきたい。
一方通行に伝えるだけの内容は、
映像やYoutubeを活用して、事前に見てきてもらう。
教室では、その映像を見て
・どんなことを感じたか?
・どんなことを思ったか?
・どんなことを考えたか?
といった対話を通じて、
自分の考えに気づいたり、
お互いの考えの違いに気づく時間を作りたい。
「いましか、できないことは何だろう?」
その時、
その場所、
その瞬間でしかできない体験を増やしたい。
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