昨年、大きな影響を与えてもらったことのひとつに「海士町」とのご縁があります。
教育を魅力化することによって、
地方再生を成功させた島として、
おおくの人が海士町を訪れています。
僕も2018年にご縁をいただき、
何度か島を訪れる中で、
たくさんの魅力的な方に
触れる機会をいただきました。
考えてもみれば、
そこに住み、
そこに関わる人たちが「魅力的」でないと、
教育の魅力化は成し遂げられるはずもないし、
続けることだって難しいですよね。
日々の暮らし方や、
経済資本主義的な働き方に疑問を持っていたところだったので、
とても大きな影響を受けました。
なかでも、
大野さんと青山さんが紹介されている
「祭り」の話がぼくはとても大好きです。
「18時から練習と言われたので、しぶしぶ行ってみると、2人くらいしかきていなかった。15分を過ぎる頃わらわら集まってきて、それから30分くらい練習するけど、19時くらいから「まぁ飲もうや」ということになる笑 それを週3回。わざわざ集まって練習を重ねるほどでもないし、家でも練習ができる内容だけど、一度騙されたと思って付き合ってみることにしたんだよね。そしたら、如何に自分が経済性や効率性を求めているかということに気づいた。 祭りの目的は「多世代が酒を酌み交わしながら祭りを伝承していくこと」
つまり、プロセスが大事ってこと。 結果的に当日失敗しても「お前下手くそだったな〜!」でめっちゃ盛り上がるし 何年経っても「あいつは下手くそだった」という語り草になるし「でもあいつはそれまで頑張っていた」という文化を作っていくことに通じる部分があって。
でも以前に東京でやっていたことは真逆で、 途中のプロセスはどうであれ、結果がよければ気にしないし メンバーを傷つけたとしても、結果が良ければ良いという、超資本主義・経済至上主義的な考え方だったんだけど、 この島では伝統文化が至上主義だから、その継承が一番の目的だから。
みんなどうしてそんなに練習に来い来いいうのかと思ったら、それは練習じゃ無くてもう祭りが始まっているから早く来い!ということだったんだよね笑」
当日だけが祭りなのではなく、
そこまでの過程もすべて含めて祭り。
一見、ムダなように見えることに
すべてが詰まっているという考え方に
とても影響を受けました。
3月に海士町ツアーを開催するに当たり、
お二人と対談させていただきました!
まずは前編、ご覧下さいっ!
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