中高生と接していると「やりたいこと」も「夢」も特にないという学生と出会うこともあります。
そんな時は
「たくさんの体験をしてみてね」
「たくさんの人とお話ししてみて」
「たくさんの考え方に触れてみて」
と伝えるようにしています。
僕自身も25歳まで「したいこと」も「夢」もなく、ただただ毎日を繰り返していました。もちろんその中でも楽しいこともあったし、古くからの友人との時間は日々に潤いを与えてくれました。けれど「なにか違う」とモヤモヤとしていたものを抱えていたんです。
小さな頃から
「ぼくはこれを中心に生きていくんだ!」
というものに出会える人は稀かもしれません。
けれどこの10年間、
子どもたちとふれあってきて確信しているのは、
誰しもその「種」は持っていて、ただそれに気づいていなかったり、口にすることを恐れているだけなんです。
まだその職業は世の中に存在していなかったり、
僕たち大人の共感を得られなかったり、
たくさんのやりたいがありすぎてひとつにしぼれなかったり、するんです。
だから僕はスポーツの現場や学校の教室、
地域に足を運んで、子どもたちに問いかけてきました。
「きみはどうしたい?」
「どんな自分になれたら最高?」
「ゆずれないものは何かある?」
すぐに答えが出なくたっていいんです。
きれいな答えじゃなくたって、
誰にも共感されなくたっていい。
悩んだり、不安を感じたり、
思い通りに進まなくたっていいんです。
決めたことを方向転換したっていいんです。
大事なことは「自分に問いかけること」
問いかけながら、
いろんな体験や人とのご縁の中で、
「心震えるなにか」に出会えるはず。
そう子どもたちに伝えています。
なんといっても、
僕も子どもたちとおなじく「なにを自分の中心において生きていくか」を探している1人。
そして「これだ!」と言うものが見つからなくたって、
それを探すプロセス自体を楽しみたいなと思っています。
今回、ぼくも理事をしているしつもん財団でクラウドファンディングに挑戦しています。
1人でも多くの子どもたちが自分らしく生きることを、いままでもこれからもずっと応援していきたい。クラウドファンディングでは友人の娘さんでもある703号室さんの歌や書籍、教室への質問の授業を通じて、子どもたちが「自分はどうしたいかな?」と問いかけるきっかけをつくりたいと考えています。ぜひ応援していただけたら嬉しいです。
たくさんの素敵なリターンがありますが、僕からもリターンをひとつだけ提供しています。
ぼくが暮らす島「海士町」にて、あなたのためだけの時間をつくります。出雲大社のある島根県。そこから60キロほど北上した日本海にぽつんと浮かぶ島・海士町(隠岐諸島)。人口2200人の離島には、コンビニもスーパーもありませんが、文明が届かないからこそ残されている雄大な大自然があります。
大自然の中で、島をぐるっとまわりながら深呼吸をし、これからの生き方やキャリアについて何でもご相談に乗ります。もちろん親子で一緒にお越しいただいても構いません。1対1でも構いませんし、友人と一緒に訪れていただいても大歓迎です。
あらためて、
いつもつながってくださっているみなさん、
ありがとうございます!必要な方に届けていただけたらとても嬉しいです。
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