揺れながら答えを見つけていく

揺れながら答えを見つけていく
 
小さい頃から優柔不断で、
好奇心旺盛に育ったぼくは、
大人になるとまわりの人から
 
 
「もっと軸を持ちなさい」

「ブレすぎて信用できない」

「核となる芯を持つべき」
 
 
と自分の軸をつくる大切さを
指摘されることが多くなりました。
   
  
たしかに自分でも自覚していて、
  
3日前と考え方が
180度変わっていることはあるし、
思いつき(直感)で答えることがあるから、
 
それによって、
周囲の人を戸惑わせてしまっている感覚を
抱いていました。
 
 
けれど、
天邪鬼のぼくは、
 
「大切なのはわかるけれど、
見せかけで仮初めの軸なんていらないっ」
 
 
と心の中で
そっと反発心を抱いていたんです。
 
 
 
でも、ある日、
手嶌葵さんの「明日への手紙」の
 
「人は揺れながら、
迷いながら歩いていく」
 
という歌詞に出会いました。
 
 
そのときに、
 
そうか!
みんなが教えてくれていたことは、
そういうことだったのか、
と気づきと感謝の気持ちが生まれました。
 
 
ぼくの中には、
迷いながら進んでいいこと、
揺れながら軸を見つけていいこと、
これだ!と決めて進まなくてもいいこと、
という柔軟さはなかったんです。
 
 
 
山を見つけたら、
そこに一直線で向かわないといけないと
思い込んでいて、
 
山の中腹で、
なんか違うぞ?と思っても、
そのまま突っ走る潔さみないなものが
必要だと思っていたんです。
 
 
 
今回、
大野さんとお話する中で、
学びの島として有名な海士町も
揺れながら向き合ってるといいます。
 
 
 
質と量
敵対と協働
どちらかとどちらも
知と情
見た目と本質
 
 
二項対立ではなく、
お互いを行き来しながら、
 
ぼくたちは何を大切にしたいか?
 
問いと向き合う。
 
 
自分の中にあった葛藤が
言葉として浮かびあがり、
とてもしあわせな時間でした!

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